【開催レポート】Tokyo Tech Gap Fund 2024 キックオフ

2024年10月8日 公開

東京工業大学 研究・産学連携本部 イノベーションデザイン機構(以下、Id機構)は、2024年9月27日(金)「Tokyo Tech Gap Fund 2024 キックオフ」を東京工業大学田町キャンパスINDESTで開催しました。

“Tokyo Tech Gap Fund2024” は、本学の技術シーズと事業化のギャップを埋めるための支援プログラムのひとつ。技術の社会実装化を目指す教員・学生に試作開発等の資金を提供すると共に、メンターがチームを組んで、起業に向けた伴走支援、CXOのマッチングなど、必要なチーミング・サポートを行っています。採択された研究課題は、Id機構のサポートの下、起業や次のステージの研究開発資金獲得(JSTのSTART、NEDOのNEP/STS等)を目指してまいります。

今回採択された課題は、全6件。

キックオフは、田町INDESTとオンラインでのハイブリッド型で開催いたしました。採択研究代表者を中心に、学内外から多数の関係者が集まりました。会場では、本プログラムの説明や採択研究者による所信表明、またネットワーキングを行いました。

辻本機構長からは「『世界を変える』ことにはひとりずつ違う想いがあると思います。様々な制度、意識がまだ追いついていないところは、そこから一緒に変えていきたい。大変なことも沢山ありますが、先生方はおひとりおひとりがアントレプレナーです。そういう人々にとっては、きっと楽しい活動になるかとおもいます」と、前向きなメッセージが送られました。また、みらい創造機構(みらい創造インベストメンツ) 岡田祐之 代表取締役社長からは「ディープテックスタートアップの成功に向けた、研究者の要諦」として力強い言葉が寄せられると、会場は期待のこもるあたたかな拍手に包まれました。

当日の様子
プログラム

15:03 -15:10 オープニング
「世界を変える大学発スタートアップ」を目指す仲間へのメッセージ 辻本将晴 機構長
15:10-15:20 メンター代表より
ビデオメッセージ「ディープテックスタートアップの成功に向けた、研究者の要諦」
みらい創造機構(みらい創造インベストメンツ) 岡田祐之 代表取締役社長
15:20-15:50
今後10か月間の進め方について TTGF事務局
15:50-16:00
GTIE GAPファンドのご紹介 GTIE事務局 小間井俊輔 特任准教授
-目的 -エントリーとエクスプロールの各コース紹介 -スケジュール
16:00-16:30
採択者の抱負(各3分)
メンター/ファシリテータ紹介(各1分)
16:30-
ネットワーキング

当日の様子

これより、VC/CVCへのコンタクト、研究成果展開プログラムへの応募や準備、事業会社との連携検討、新たな特許申請や事業パートナーとのプロジェクト推進を図る方法を会得していただき、事業仮説や事業活動計画を進めていくための支援を進めてまいります。キックオフでは、採択者同士の交流を深め、切磋琢磨しながら次なる扉を開くきっかけにつながれば、とお顔合わせの場を持たせていただきました。お集まりくださいました研究チームのみなさま、スポンサー、メンターのみなさま、ありがとうございました。今後の発展に、大いに期待しています。

採択者の皆様
支援チーム
芙蓉みらいGAPファンドプログラム

・雨宮 智宏 工学院電気電子系 准教授 フォトニックワイヤボンディングを核とした次世代光電融合デバイス開発の事業化
・藤崎 伊久哉 工学院電気電子系 博士後期課程 量子センサを用いた先進的非破壊検査システム

研究者スタートアップチャレンジ

・上野 隆史 生命理工学院 生命理工学系 教授 細胞内精製反応による革新的タンパク質製造プロセスの確立と実証
・本田 雄士 科学技術創成研究院 化学生命科学研究所 助教 バイオ医薬品開発を⽬的とした新規薬物送達システム(DDS)技術の社会実装
・Pham Nam Hai 工学院電気電子系 教授 超省力・超高速・高分解能エッジAI半導体に向けたSOT-MRAM不揮発性メモリ
・三浦 智 工学院機械系 准教授 直感的に多様なロボットや乗り物を操縦できるコントローラ

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住所
〒108-0023 東京都港区芝浦3-3-6