第3回 MOVIES IN TAKI「~Journey To Space 宇宙への旅~」を開催

2025年9月10日 公開

2025年10月23日 更新

東京科学大学(Science Tokyo)大岡山学生支援センター未来人材育成支援室と教育推進部学生支援課支援企画グループでは、7月4日と18日、Hisao & Hiroko Taki Plaza(Taki Plaza)にて、一般社団法人蔵前工業会のご協力のもと「第3回 MOVIES IN TAKI~Journey To Space 宇宙への旅~」を開催しました。本イベントは、本学卒業生である株式会社ぐるなび取締役会長・創業者の滝久雄氏のご支援により立ち上げられ、Taki Plazaを拠点とする「未来人材応援プロジェクト」の活動の一環として、学生運営メンバーにより企画されるものです。

Taki Plaza地下2階で行われた映画上映会

今年度は「~Journey To Space 宇宙への旅~」をテーマとし、学生運営メンバーが選定したクリストファー・ノーラン監督の『インターステラ―』(2014年公開)を英語音声・日本語字幕付きで上映しました。7月4日に開催した上映会には学生49人が参加し、Taki Plaza地下2階の大画面モニターに映し出される迫力あるシーンを映画館さながらに観ることができ、楽しいひとときとなりました。学生運営メンバーの上原綾太さんと柳瀬梨紗子さんが司会を務め、和やかに映画上映会が進められました。学生運営メンバーの提案によるポップコーンと冷たいドリンクのプレゼント(先着順)も大好評でした。

上映会の司会を務めた上原綾太さんと柳瀬梨紗子さん

山﨑詩郎助教による映画解説会を実施

7月18日には、理学院物理学系の山﨑詩郎助教による映画解説会を行いました。映画を観るだけではなく、より深く理解できる解説会は、MOVIES IN TAKIの醍醐味の一つです。『インターステラー』の解説会を学外で140回以上行っている山﨑助教の映画解説会には、学内の学生・教職員、学外の方を含む多くの方が参加しました。

作品の見どころや物理学の視点からの解説には、参加者が真剣な眼差しで聞き入り、関心の高さがうかがえました。山﨑助教の声がけで少人数のグループに分かれ、好きなシーンや疑問を感じたシーンを語り合うなど、参加者同士の交流にもつながりました。

物理学の視点から映画を解説する山﨑助教
印象に残ったシーンなどを語り合う参加者たち
山﨑助教(右から4番目)と 未来人材応援プロジェクトメンバー

「未来人材応援プロジェクト」では今後も、学生の皆さんの交流の場を提供するべく、さまざまな講演会を実施していきます。

「未来人材応援プロジェクト」学生運営メンバーのコメント

上原綾太さん 物質理工学院 材料系 博士課程1年

『インターステラー』の上映会・解説会をTaki Plazaで実現することができ、大変嬉しく思います。インターステラーは難解な数式も数多く登場する映画であるため、物語を最大限に味わうためには物理学的な視点からの解説が必要不可欠であると考えていました。今回のイベントでは、物理学系の山﨑詩郎先生に解説をしていただくことで、より深い学びを得る機会をScience Tokyoの学生および教職員の方々に提供できたと思います。

映画の上映会では、3時間程度の長い上映時間にもかかわらず、参加した学生の方々は終始真剣に鑑賞し、上映後には友人同士で感想を語り合う光景も見られ、イベントの成功を感じました。また、山﨑先生の解説会には、合計80人程度の方々が参加してくださいました。イベント中のディスカッションでは、一人ひとりが活発に意見や感想を述べており、参加者同士のコミュニケーションの場ともなったと感じております。

今回のイベントを実施するにあたり、私は山﨑先生と解説会の打ち合わせを頻繁に進めてきました。この経験は、将来の研究活動におけるマネジメント能力につながると感じています。今後もScience Tokyoの学生が楽しめて、さらに学びの多いイベントを企画していきたいと考えていますので、引き続きご支援ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

キム・ナムギョンさん 物質理工学院 材料系 修士課程1年

理工学系の学生と一緒に見たかった映画の一つであった『インターステラー』をTaki Plazaで上映でき、嬉しく思います。長い映画でしたが、参加者の皆さんが上映中ずっと集中しながら鑑賞され、グループで感想を話し合いながら帰る方もおられて、良い時間になったと思います。

また、今回の映画は理解できないところが多く、観終わった後も疑問が残る映画でしたが、物理学系の山﨑先生による解説会を開催したことで、その疑問が解けました。相対性理論の説明を元に映画の場面を見直すことで、映画の内容に対する理解も深まりました。

山﨑先生の解説会には学生の他に教職員、外部の方も含め約80人の方が参加されました。解説会の中でディスカッションの時間もあり、映画という共通点を元に異なる集団の人々がつながる場になったと思います。

今回のイベントではポスター作成と受付などの運営業務を担当しました。インターステラーは科学をテーマにした映画の代表作であるため、この映画を選んだ時からたくさんのScience Tokyoの学生さんに参加して欲しいという気持ちがありました。実際に多くの学生さんに来ていただき、お互い感想を語り合う機会が提供できて嬉しいです。今後もScience Tokyoの学生にとって新鮮で良い機会が与えられるような企画を作りたいと思います。引き継ぎご支援、ご協力よろしくお願いします。 

柳瀬梨紗子さん 環境社会理工学院 融合理工学系 修士課程2年

例年開催しているMOVIES IN TAKIですが、今年も大盛況のうちに終了し大変嬉しく思います。今年は上映会に加え、物理学系の山﨑詩郎先生に映画の解説を行っていただいたことで、参加者の方々の映画への理解がグッと深まったと感じています。

解説会では参加者同士で意見交換する時間もありましたが、温かい空気感のもと非常に盛り上がっており、運営する側として非常に達成感を感じました。以前から思い描いていた「Taki Plazaで映画を観て、近くの人と語り合う」という景色を実現でき、本プロジェクトの運営に携わって良かったと感じました。

今回のイベントを開催するにあたり、私は主に英語アナウンスや受付などの当日運営業務を担当しました。特に上映会は多くの留学生にも参加していただき、運営スタッフとして良い機会を提供できたと考えています。今後も参加者の方にとってより有意義なイベントを企画していきますので、引き続きご支援、ご協力どうぞよろしくお願いいたします。

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更新履歴

  • 2025年10月23日 本文の編集を行いました。

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大岡山学生支援センター 未来人材育成支援室
Email sss-project@ssc.isct.ac.jp
Tel 03-5734-2760