概要
開催日時
2025年5月17日(土) 13:00〜17:00
開催場所
大岡山キャンパス 西9号館 ディジタル多目的ホール
対象者・定員
どなたでもご参加いただけます。
定員:200人
参加費
無料
主催
東京科学大学 理学院
申込方法
座席数に限りがあるため、参加登録が必要です。ポスター掲載のQRコード、もしくは以下フォームから参加登録をお願いいたします。
2023年カンヌ国際映画祭で特別招待作品として上映された「マルグリットの定理(原題:Le Théorème de Marguerite)」。現時点では日本での公開予定のない本作品に日本語字幕をつけ、3人の数学者の講演と併せた自主上映会を開催します。本編はフランス語のため、日本語字幕で鑑賞できる貴重な機会です。
この映画は、主人公である駆け出しの女性数学者(大学院生)が、研究者として成長していく姿や、数学を学ぶにつれて自身がマイノリティであると感じるようになる主人公の苦悩がリアルに描かれており、研究者を目指す方、彼らを応援する立場にある方にぜひおすすめしたい作品です。もちろん「単なる映画ファン」の方も大歓迎。この映画を通して「等身大の数学者像」に触れてみてください。
プログラム
- 13:00
- 受付開始
- 13:30
- 講演会
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横山俊一(東京都立大学 准教授)
「マルグリットの定理-パリから京都・そして東京へ-」 -
関真一朗(長浜バイオ大学 講師)
「映画に出てくる数式も楽しもう-『マルグリットの定理』の数学解釈」 -
伊藤由佳理(東京大学 教授)
「数学者への道」
- 15:00
- 「マルグリットの定理」上映
- 17:00
- 終了予定
講演者紹介(講演順)
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横山俊一 東京都立大学 准教授
専門は計算機数論だが、大の映画ファンであり、自主制作映画の監督をしたこともある(映画賞の受賞歴あり)。本イベントでは、本編の日本語字幕作成を務めた。 -
関真一朗 長浜バイオ大学 講師
周期数論、特に素数分布や多重ゼータ値の専門家。本編に出てくる数学に関係する『グリーン・タオの定理』(朝倉書店)などの著書がある。 -
伊藤由佳理 東京大学 教授(カブリ数物連携宇宙研究機構副機構長)
代数幾何学、特に特異点論の専門家。Asian Oceanian Women in Mathematicsの次期総裁(2025年8月~)。女性初のフィールズ賞受賞者マリアム・ミルザハニのドキュメント映画『曲面の秘密-マリアムの魔法の杖』の日本語字幕を監修。一般向け著書に『研究するって面白い!』(岩波ジュニア新書)、『美しい数学入門』(岩波新書)など。
開催場所 キャンパスマップ
チラシダウンロード

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理学院
Email sci.adm@m.isct.ac.jp