デジタル創作同好会traPが「中高生のためのプログラミング教室(2025年 春)」を開催

2025年5月9日 公開

3月29日、東京科学大学(Science Tokyo)の公認サークルであるデジタル創作同好会traPは「中高生のためのプログラミング教室」を大岡山キャンパスで開催しました。本教室は年に2回開催しており、今回で17回目となりました。

今回の教室には、プログラミング初心者やプログラミングに興味を持つ中学生と高校生合わせて23人が参加し、traP部員のサポートを受けながらブラウザ上で動くシューティングゲームを制作しました。部員が用意した資料を参考に、プログラミング言語「JavaScript(ジャバスクリプト)」を用いて「プレイヤーを動かす」、「弾を発射する」などの機能を実装していきました。

部員が作成したプログラミング言語「JavaScript」説明資料

休憩を挟んで6時間に及んだプログラミング教室を通して、多くの参加者がシューティングゲームの基本的な部分を完成させました。また、一部の参加者は「音を鳴らす」などの発展的な課題にも取り組むことができました。

traP部員のサポートを受けプログラミングに取り組む参加者

昼食後には、traP部員の一人がLT(ライトニングトーク:短いプレゼンテーション)を行いました。今回はテーマを「やってみようの精神」とし、興味を持ったことには躊躇せず取り組むことの大切さについて話をしました。

教室終了後のアンケートでは、9割以上の参加者が「とても良かった」または「良かった」と回答し、「丁寧にわかりやすく教えていただき非常に貴重な体験となった」「何から学べばいいかわからないプログラミングについて、初歩の段階から教えてもらえてよかった」などの感想も寄せられました。

挑戦することの大切さについて話したLT

デジタル創作同好会traPでは、今後も中高生のためのプログラミング教室を定期的に開催する予定です。

なお本教室開催にあたり、株式会社サポーターズ様から昼食費などのご協力をいただきました。

プログラミング教室の運営を行ったtraP部員のコメント
吉田智志さん(情報理工学院 数理・計算科学系 3年)

大学では主に計算機科学や応用数学を学んでおり、traPの活動でも役立っています。

プログラミングはそもそも手段であり、自分で作りたいものがないと上達するのは困難です。

この教室では、プログラミング初心者の中高生にもなじみの深いシューティングゲームという題材の中で目的を設定することにより、プログラミングを学ぶ機会を提供しています。

この教室での経験が、参加者の皆さんが自分の目的を見つけたときに役に立つことを願っています。

デジタル創作同好会traPについて

デジタル創作同好会traPは、大岡山キャンパスを拠点に活動する創作・プログラミングの総合サークルです。

アプリ・ゲームの制作を中心に、音楽(DTM)、グラフィック(イラスト、3DCG、ドット絵、動画)などの創作活動に加え、Webインフラや競技プログラミング・サイバーセキュリティ(CTF)、機械学習(Kaggle)などに関する活動も行っています。 こうした創作活動のほかにも、大学サークル間の交流イベントの主催や、中高生向けプログラミング教室などといった社会貢献活動も行っています。

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東京科学大学 デジタル創作同好会traP