4月18日(金)、東京科学大学(Science Tokyo)と包括連携協定※1を締結している東京藝術大学(藝大)との研究マッチングイベント第4弾として、東京科学大学病院見学ツアーと交流イベントを開催しました。本学の研究者・学生等約60人、藝大研究者・学生等約40人が参加し、藝大の参加者を対象とした病院見学ツアー、両大学の参加者を対象としたトークセッションおよび情報交換会を実施しました。
病院見学ツアーでは、医療イノベーション機構医療デザイン室 佐藤亮URAの協力のもと、ICU/HCU、材料部、リハビリテーション部、スポーツ歯科外来を見学しました。
リハビリテーション部では酒井朋子准教授がリハビリ治療の内容について説明した他、第1回マッチングファンド採択課題※2の実践の様子についても紹介しました。
また、スポーツ歯科外来では林海里助教がスポーツ選手への歯科治療内容や、実際に治療に用いる材料について紹介しました。
※1 旧東京医科歯科大学と東京藝術大学は、両大学において医療と芸術の分野融合により社会の諸課題を解決するため、2023年8月に包括連携協定を締結しました。東京医科歯科大学と東京工業大学の統合により協定はScience Tokyoに引き継がれ、アート・医療・工学の3分野融合を目指しています。
また、東京藝術大学は旧東京医科歯科大学と旧東京工業大学を参画機関として、文部科学省及び日本学術振興会(JSPS)が実施する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択されています。
※2 2024年10月、旧東京医科歯科大学と東京藝術大学の研究者による共同研究を対象にマッチングファンドの公募を実施しました。6課題を採択し、研究のスタートアップ支援として研究費助成を行いました。ファンドについては対象を理工学系にも拡大し、今年度も実施する予定です。


見学ツアー後の交流イベントはScience Tokyoの大竹尚登理事長のあいさつから始まり、大島茂副理事・副学長の進行のもと、2024年度に実施した第1回マッチングファンド採択者による研究進捗報告や、今後のマッチングを希望する両大学の研究者による研究アピールを行いました。また、ヤマハ株式会社※3と藝大・Science Tokyoの三者合同の産学連携イベントについて、医療イノベーション機構 山田周作シニアURAから紹介がありました。

※3 旧東京医科歯科大学とヤマハ株式会社は2017年に包括連携協定を締結し、臨床(医学・歯学)を含めた共同研究プログラムを実施しています。また、東京藝術大学とヤマハ株式会社は「東京藝術大学COI拠点」で『だれでもピアノ®』(「STI for SDGs」アワードで文部科学大臣賞を受賞)を共同開発するなど、それぞれがヤマハ株式会社と連携してきました。
第1回マッチングファンド採択者による研究進捗報告
評価実施空間の違いによるMCI患者の注意機能の変化の検討
—投影技術と芸術の要素を取り入れた訓練課題作成の取り組み—
研究代表者:リハビリテーション医学分野 酒井朋子准教授
共同研究代表者:藝大芸術情報センター 薄羽涼彌特任助教

デジタル技術を応用したエアリード楽器ガイドの開発
研究代表者:口腔デバイス・マテリアル学分野 羽田多麻木助教
共同研究代表者:藝大音楽学部 藤原道山准教授(※イベントは欠席)

人体をイメージした美術画像作成及び感覚処理感受性測定方法の検討
研究代表者:法歯学分野 斉藤久子准教授
共同研究代表者:藝大大学院美術研究科 青栁路子准教授(※イベントは欠席)

研究アピールタイム
今回の研究アピールは挙手制をとり、その場で発表者を募りました。発表者のアピールに対し、マッチングできそうな分野の参加者に意見をいただくという形で、参加者全体でディスカッションを行いました。






その後の情報交換会では、両大学の研究者が職位や研究分野を問わず交流し、活発にフリートークを交わす姿が多く見られました。限られた時間ではありましたが、参加者からは共同研究の実現に向けた人脈づくりや有意義なディスカッションができたという声が聞かれました。




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更新履歴
- 2025年7月28日 本文の編集を行いました。
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